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情報系技術職員としての私の業務
2025/1/15
HPをご覧いただきありがとうございます。教育研究支援センター機器分析技術グループに所属しております,情報系技術職員の宮元と申します。本日は,私の業務内容について紹介させていただきます。どうぞ最後までお付き合いください。
私は,北九州工業高等専門学校において,情報システムの運用・保守,ユーザーサポートを担当するとともに,情報セキュリティの強化に取り組んでいます。情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)としての知識を活かし,システムの安全性向上やインシデントへの迅速な対応を行うほか,セキュリティ教育や意識向上活動にも注力し,校内全体のセキュリティリテラシー向上に貢献しています。
他の業務として,第4次産業革命 エグゼクティブビジネススクールにおいて,主に中小企業の経営層を対象に,企業活動の効率化や競争力強化に向けたPLM(Product Lifecycle Management)の導入・活用方法について講義を行っています。さらに,IoTやAIを活用して現実世界とサイバー空間を連携させるCPS(Cyber Physical System)の仕組みと,その実践的な活用方法についても具体例を交えながら解説しています。また,PLMやCPSを活用する際のセキュリティ対策についても取り上げ,実務に役立つ知識を提供しています。
このような活動を通じて,中小企業が第4次産業革命の波に対応し,持続的な成長と競争力の向上を実現するための支援を行っています。
第4次産業革命 エグゼクティブビジネススクールHP:https://www.kct.ac.jp/extra/conso/ex-standard.html
また,北九州工業高等専門学校を含む全国の国立高等専門学校を統括する国立高等専門学校機構において,高専機構CSIRT(Computer Security Incident Response Team)および情報基盤部門のメンバーとして活動しています。
高専機構CSIRTでは,北九州工業高等専門学校だけでなく,全国51校にわたる機構全体の情報セキュリティ向上を目指しています。具体的には,インシデントへの迅速な対応,影響の最小化,再発防止策の提案・実施を支援するとともに,全校規模でのセキュリティ教育や訓練プログラムの運営を行っています。これらの取り組みを通じて,情報セキュリティ文化の醸成と機構全体の信頼性・安全性の向上に貢献することを目指しています。今後も,情報技術の進展を敏感に捉え,最適なソリューションを提供することで,皆さまが安心して情報技術を活用できる環境の構築に尽力してまいります。
情報基盤部門では,高専機構全体のネットワークの設計,立案,運用を担当しています。全国の高専が安定的かつ効率的に情報通信環境を活用できるよう,ネットワークインフラの設計や最適化を推進しています。具体的には,セキュリティ対策の強化に注力し,最新技術を取り入れた高専統一ネットワークの設計や運用を行っています。また,トラブルシューティングや運用改善の議論を通じて,利用者が快適で安全にネットワークを利用できる環境の維持に努めています。これにより,高専機構全体の教育研究活動や業務の効率化を支援しています。
これが,情報系の技術職員としての私の業務になります。
最後までご覧いただきましてありがとうございました。